久留米大学医学部 放射線医学教室

読影業務

画像診断部門は、単純X線検査やCT、MRI、核医学検査、血管造影検査など、放射線および超音波診断機器により得られた画像より、病気の有無や、その疾患名、進行度などを診断する部門です。正確かつ迅速な診断は、各疾患における最良の治療方針の選択に直結するため、各画像診断機器の発達した現代の医療においては、非常に重要な役割を担う領域です。診断の対象となる画像データは病院の画像サーバに一括して保存され、画像診断部門に設置されている診断専用端末や、各病棟、外来などに設置されている電子カルテ内のビューワーから閲覧することができます。

画像診断部門(読影室)には計14台の診断専用端末が設置されており、診断に適した高精細のモニターや各種の処理が可能なソフトウェアが搭載されています。それらを用いて、常に複数名の画像診断専門医が診断業務に従事し、件数にして一日平均100件以上のCTや50件以上のMRIなどの診断レポート作成を行い、オンラインで各電子カルテ端末に配信しています。

画像診断専門医は基本的にどの領域も画像診断が可能な知識と経験を有していますが、近代の画像診断学の発展は著しく、すべての領域で専門的かつ最新の知識と経験を持つことは容易ではありません。

本院では各専門医が全身の診断を行う専門医(general radiologist)であることに加えて、特に熱意をもって臨床経験を重ね、他の臓器別の臨床専門医とのカンファランス等での討論を通じて診断から治療までの広い知識も備えた専門領域(subspeciality)を有した専門医が多く従事しています。画像診断の際には、そのような専門医とのコミュニケーションをとって最善の診断レポートを付けることが重要であり、画像診断部門内には仕切り等は無くオープンな配置となっています。またそのため、検査に従事する診療放射線技師や看護師との連携もとりやすく、最適な撮影条件の設定やトラブル時の対処も迅速に行うことができる環境となっています。また、他の診療科の医師も画像診断に関することを直接相談に来やすいスペースでもあります。

画像診断に関することについては、気軽に担当する専門医にお尋ねください。また研修医の受け入れや学生実習、見学などに関しては放射線科医局にて随時受けつけていますので、お問い合わせください。

久留米大学医学部放射線医学教室
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