【病気のみぞ見るな、患者を診よ!】
これを合言葉に田上秀一主任教授を筆頭にチームによる研修システムを整えています。当院は放射線科病棟を有しており、病棟症例検討会では診断医、治療医、看護師が討議し、チームとして患者さんの困っているものをいかに取り除くか、いかに和らげていけるかを話し合い、方針を決定、あるいは見直しながら治療を行っています。
久留米大学放射線医学教室の卒後研修は、何よりも優先して良き臨床医を育てる事に重点をおいています。充実した卒後研修が行えるか否かがその医師の将来を決定すると言っても過言ではありません。放射線医学の専門教育を始める前に医師としての人格を高め、患者の痛みのわかる医師を育てあげる事が我々の目指す最初の教育目標です。
放射線科で診療する疾患の守備範囲は、より細分化されつつある現代医療に逆行して甚だ広すぎるかもしれません。しかし"患者を診る!"ためにはやはり臓器にこだわらない広い知識は必要と考え、あえてそれだけ密度の濃い研修を皆さんにしていただこうと考えています。放射線科の病気というものはなく、当科での研修を通じて幅広い分野の病気に対応できる医師を目指してみませんか。
どのような診療、治療を行っているかは各分野のページに詳しく記載しておりますので、是非ご覧下さい。