放射線科では実践的な研修を行い、臨床に即した力をつけることに重点を置いた研修プランを準備しています。放射線科は幅広い分野があり、短期間では全てを経験することは難しいため、研修医の先生が希望する部門を中心に研修していただきます。
＜部門一覧＞
- CT・MRI
- 核医学・PET
- 放射線治療
- 血管造影・IVR
（その他）
毎週木曜日の病棟カンファランスと回診で、入院患者さんについて検討を行っています。
1.CT・MRI
CT・MRIの読影を各分野別に行います。
主な分野
- 胸部：胸部疾患患者の診察、検査、診断を行うことができることを目標とします。びまん性肺疾患、肺、縦隔腫瘍など大学病院ならではの貴重な症例を経験ができます。
- 腹部：腹部実質臓器のCT、MRIの適応を理解し診断ができることを目標とします。当院は肝臓疾患が多く、画像検査も盛んに行われており、特に肝臓に興味を持っていただけると思います。
- 中枢神経：中枢神経領域のCT、MRI読影を行うことができることを目標とします。
- その他：毎週木曜日の画像カンファランスでは、興味深い症例について討論を行い知識の共有を深めています。
2.核医学・PET
核医学検査を理解し、診断を行うことができることを目標とします。
核医学・PET検査の実施と読影を行います。非侵襲的に機能的な評価を行えるのも核医学・PETの魅力です。
3.放射線治療
各種腫瘍疾患患者に対して診察、診断、治療まで一貫して診療することができることを目標とします。
強度変調放射線治療（IMRT）、定位放射線治療、小線源治療（前立腺、婦人科疾患）、全身照射などの特殊な治療も数多くあり、大学病院ならではの専門的な治療を行っています。
4.血管造影・IVR
各種血管造影・IVRを通じて、各種血管造影とIVRの適応と様々な疾患の診断および治療を行うことができることを目標とします。
IVRカンファレンスで症例検討を行い、頭頸部と腹部のIVR、椎体形成術などを行っています。椎体形成術や動注療法など大学病院でしか行えないような特殊治療が経験できます。最近では子宮筋腫や肩関節のIVRも行っています。
以上の4つの部門から希望の部門を中心に研修していただき、放射線科の診断、治療の魅力を十分に経験できるようにしています。
また、血管造影・IVRと放射線治療の分野では入院患者の受け持ちも可能で、臨床的な経験もできます。
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