第42回日本胸腺研究会
藤本 公則
令和4年（2022年）2月10日（金）第13回日本胸腺研究会理事会において，第42回日本胸腺研究会会長を拝命し，令和5年（2023年）2月4日（土）久留米大学医学部旭町キャンパス内筑水会館大ホールで現地開催すべく準備をしておりましたが，令和5年年始早々に，全国的なコロナ感染者数の増加，医療現場の逼迫などが報道されたため，現地開催を諦め，筑水会館を発信会場として当日WEB開催し，2月10日（金）から3月5日（日）まで会後オンデマンド配信を行いました。
一般演題として診断，治療，基礎研究，症例報告など10セッション52題が発表され，時間が足りないほど活発な討議がなされ，大変有意義な内容であったと思います。
その他，特別企画として，胸腺腫・胸腺がん患者会 ふたつばの上田有紀さまに特別報告「162人の症例から見えてきたこと」と題して，患者会のアンケート調査と会員の症例を紹介していただきました。特別講演は，日本胸腺研究会代表理事の奥村明之進先生（国立病院機構 大阪刀根山医療センター院長）には特別講演として日本胸腺研究会のデータベースの解析報告とTNM病期分類の今後の方向性についてお話いただきました。ランチョンセミナーは，原 眞咲先生（名古屋市立大学附属西部医療センター放射線科部長）に，前縦隔病変の質的鑑別診断に関して，先生の豊富なご経験をもとに画像と病理の対応を踏まえて，ご講演をいただきました。
開催事務局としては放射線医学講座医局とし，医局員のみなさま，特に角 明子先生，近末智雅先生，医局秘書の児玉さんに多大な貢献をいただきました。
久留米大学医学部放射医学教室同門会，久留米大学医学部同窓会からご寄付をいただき，大切に使わせていただきました。ここにあらためて御礼申し上げます。
